町長日記2019年6月17日(長生農業独立支援センター協議会設立総会並びに調印式に出席と茂原警察署一宮地区防犯組合連合会の総会に出席)
今日は、午前中、茂原のJA長生で、長生農業独立支援センターの発足式がありました。おととしに協議がはじまり、昨年準備室が発足して、ようやく設立に漕ぎ着けたものです。新規就農者の窓口として、各町村と連携しながら、多くのことをナビゲイトできるように、という趣旨で作られたものです。特に、現場での先輩農家に指導されながらの研修に魅力があると思います。国からの、研修生に対する補助金の獲得も行うそうです。今後、年間各町村2人の新規就農者の確保を目指したい、というのが目標だという話でした。
わたくしどもの地域は、優良な農業の基盤が形成されていますが、高齢化と後継者不足はご他聞に漏れず、農業は、産業として縮小の一途です。これを反転させるためには、国の農業に対する保護を、アメリカやヨーロッパ並みに高めてゆく必要があります。しかしそれを唱えているだけでは、目前の衰退を止めることはできません。そこでこうした支援センターなどを作動させてゆかなければなりません。わたくしが本センターに期待するところは、大変大きなものがあります。しっかりと成果を挙げて頂ければと思います。
午後は、茂原警察署管内一宮地区防犯組合連合会の総会が保健センター会議室で行われました。板垣茂原警察署長のお話では、刑法犯はここ10年、認知件数が減っており、なかでも睦沢・長生・一宮は、郡市内でも犯罪発生件数が少なく、比較的安全な地域だそうです。ただ、オリンピックの開催は、外からの来訪者を増やすことになると思われるわけですが、それに伴い様々な意図をもった人も紛れて増える可能性があるので、注意が必要だと思います。先日の県防犯協会の総会時の県警本部長のお話ではないですが、やはり監視カメラの設置が、犯罪抑止、或いは犯罪発生時の容疑者確保に大きく寄与するということですから、今後、設置を積極的に進める方向で町も対応してゆきたいと思います。