町長日記2019年3月27日(固定資産税評価委員辞令交付と観光循環バス協議と百歳のお祝いに一宮苑を訪問と一宮町防災対策検討会の発足)

   今日は、朝、先般の議会で固定資産税評価委員としてご承認いただいた酒井芳人さんに、辞令を差し上げました。酒井さんは、お仕事で県内、或いは県外までお出かけになることも多く、お忙しいそうです。お手を煩わせる案件がないことがよいことなので、執行部としてはそれを願うばかりです。

 その後、お買い物観光循環バスの新年度の運行について、産業観光課のスタッフと協議を行いました。最新の利用者アンケートの結果では、お答え下さった利用者の約半分強がお買い物、25%ほどが観光だということです。そして、なにより要望が強いのが、通年運行です。

 現在は、90日間、毎日4便運行で約300万円の費用がかかっています。この形態で通年運行だと4倍かかる見当になります。負担感が大きいので、今年は、1日4便週4回の運行で、足かけ6ヶ月の運行にしてみて、利用状況を見たいと思います。現在の乗車率は平均で半分強であり、便によっては乗車率が低いので、少々運行日の間を空けて、運行時の乗車率を上げてゆくのはどうか、という考えもあります。乗り切れない方の報告は、きわめてまれにしかこれまで報告されていませんでした。今回の運行形態変更でどれだけ乗れない方がでるかが、大きな課題ですが、まずはこれでの試行を行いたいと思います。

 また、経路も少し変更しようということを決めました。希望のあった新停留所は、設定することにしました。また、これまで数年にわたってほとんど乗降実績のない停留所がありますので、そうしたところについて、別のルートを設定しようということにしました。

 この試みを経て、数年の間に、通年運行の形態を確立できれば、と考えます。

    久我鈴さんの百歳のお祝いに、一宮苑に伺いました。ご家族の方が大勢集まっておられ、皆さんでにぎやかにお祝いをいたしました。ひまごさんも、4人も見えておられました。久我さんは、睦沢にお住まいで、一宮小学校の先生をなさっておられたそうです。ご主人も一宮小学校の校長先生をお勤めになられたそうです。一宮苑の酒井施設長は、お教えを受けられたということでした。ご家族は、一宮苑の手厚いケアにとっても感謝しておられました。久我様には、これからもお元気でお過ごし頂きたいと思います。

    午後、一宮町防災対策検討会の発足の会議を開きました。わたくしの考えでは、一宮町の防災は大きな課題ですが、具体的・実用的な指針は、まだできていません。現状の認識と、あるべき姿と、そのギャップを埋める道筋と、この3つの事柄を明瞭に見極めて、進むべき道を策定してゆく必要があります。地域防災計画はありますが、総論的で具体性は不十分です。そこで、その基礎の上に実践的・具体的な指針を作る目的で、会議を設けたものです。

 議論では、会議の進め方、メンバーの範囲、中心テーマの設定などをめぐって、様々な意見がでました。各委員の防災・減災に対する真剣な気持ちがよく伝わってきました。一月ほどの間に、各委員の観点から現在の町の防災の問題点を挙げて頂き、それを整理して、次回の会議での共有ベースとすることで、お認め頂きました。この会議が所期の目的を達成する、有意義な会議として機能するよう、精一杯努めます。