町長日記2019年3月10日(宮原区防災訓練に参加と「芥川龍之介恋文大賞」表彰式に出席と自民党一宮支部の総会に出席)
9:00 宮原区防災訓練(宮原集会所)
12:45-15:00 第6回芥川龍之介恋文大賞表彰式(一宮館)
15:00 政務活動
朝、宮原の南宮神社で行われた防災避難訓練に参加しました。大変大勢の方が見えており、大盛況でした。南宮神社は高いところで、10メートルの津波のハザードマップでも、浸水しない区域となっています。ここに区の集会所もあり、一時避難の場所として使うということで、皆様にお集まり頂くという趣旨だと思います。
ご挨拶でも申し上げましたが、まもなく東日本大震災の津波被害から8年です。わたくしどもも、地震・津波の恐ろしさを忘れてはいけません。人間、いざというときにパッと体が動くためには、練習して、体を慣らしておくことが必要です。そういう意味では、避難訓練はことのほか重要です。大勢の方がご参加で、なによりと感じました。
宮原では、行事の最後に、くじ引きでの防災グッズの配布があります。これは大分人気があり、当選の方は大変うれしそうでした。わたくしも、役員の皆様とご一緒に、籤を引いて当選の方を決める任務に参加させて頂き、大変光栄に存じました。
お昼過ぎから、一宮館で開かれた「芥川龍之介恋文大賞」表彰式に伺いました。すでに6回目となりますが、長生村金田の、愛の友協会の寺門理事長が主催されている催しです。今回は、選者の芥川耿子(てるこ)さん、そして衆議院議員の森英介先生もお見えになり、重みが加わりました。
恋人と限らず、恋しい人への思いをつづった手紙様式の文章を全国から募集し、その中から芥川耿子さんが選び出し、その方々を表彰するというものです。芥川龍之介が一宮滞在中に恋文をしたためたことを記念して始められたそうです。今年は、5百通弱の応募作品があったということで、次第に知名度が上がっているようです。
町長賞の作品は、火事で早世した甥に対する感謝の念をつづった、障害をお持ちの女性の方の作品でした。この作品もそうですが、読んでいると涙が出る文章ばかりで、心を激しく揺さぶられます。当日、朗読をうかがって特に心に残ったものとして、わたくしより年上の男性の方の、中学のときの淡い恋の思い出の文章がありました。ピュアで新鮮で、すでに60年が経過しているわけですが、お話を伺う限り大変生き生きとした感情が伝わってくるものでした。
芥川耿子さんのお話では、ことしは芥川龍之介の結婚百年にあたるそうです。この催しも百年に向けて長く続くことを祈ります。
その後、自民党一宮支部の総会にお伺いいたしました。順調に議事が進み、執行部の皆様が再任されました。ご挨拶では、駅の東口開設問題をはじめ、町政運営に自民党の皆様に大変お世話になっていることを申し上げ、感謝の念を表させて頂きました。自民党の皆様には、これからも、暖かく、また厳しくご指導・ご鞭撻を賜りたく存ずる次第です 。