町長日記2018年11月4日(海岸区一宮川護岸かさ上げ工事説明会と日本コリア友好の会 食事会)
10:00 海岸区一宮川護岸かさ上げ工事説明会
12:00 日本コリア友好の会 食事会(長生村一松)
日曜日ですが、二つの行事に出席いたしました。
一つ目は、海岸区の皆様を対象に開催した、一宮川護岸かさ上げ工事の説明会です。いままで、津波対策の一宮川護岸かさあげ工事は、新一宮大橋より下流で行われていました。これから、いよいよ上流の区域に及ぶということで、始まる前に地域住民の皆様に、長生土木事務所の担当者の方々が来町して、説明会を開催させて頂いたものです。
夏に、16区の皆様のご依頼で、長生土木で同じテーマで意見交換会を行ったときに、海岸区でも住民説明会を開催しようとわたくしが提案し、長生土木も対応してくださったものです。ただ、9月30日に予定していたのですが、台風で先延べになり、11月中旬から始まる工事の、直前になってしまったものです。遅くなってしまったことに、まずわたくしからお詫びを申し上げました。
まず、長生土木から通行止めをはじめ、工事とその影響について説明を差し上げたあと、質疑応答を行いました。やはり、代替ルートや駐車場確保などで、皆様の具体的な要望がだされました。ひとつひとつ細かく対応することをお約束いたしました。区の役員の皆様からは、高圧的な説明だけでは、工事の開始は認められないよ、とのお言葉も頂きました。わたくしは、「工事がそもそもみなさまのお暮らしをお守りするものですので、皆様のお暮らし第一で進みます、役場の都合だけで進めることはいたしません、問題が生じた場合は、できる限りの努力をして、ご理解いただきながら進みます」、という趣旨のお答えを差し上げました。町役場やわたくしが、長生土木の皆様とよく意思疎通を確保し、住民の方々との間をつないでゆく役目を十分に果たさなくてはなりません。
新一宮大橋の下流では、高い擁壁ができているところがありますが、そうしたところは視界が悪くなり、治安の点で不安が増している、というお話もありました。区のほうで、街灯の設置を要望して提出して頂けば、前向きに対応いたします、とお約束しました。総務課では、街灯については100メートル間隔という原則を設けていると、皆さんが仰っておられましたが、区のほうからのたっての要望ということであれば、それは前向きに対応すべきだと考えます。
あと、前から問題になっている、橋のところの陸閘(橋をいざというときに閉じる扉)について、改めて話題になりましたが、長生土木の皆さんのお話では、いまだ検討中だそうです。わたくしは、「これは最善の設備をめざしますが、いざというとき、どういう状況になるか100%はわからないので、とにかく皆様には、一刻も早く安全なところに退避して頂く覚悟をつねに固めておいて頂きたく存じます」とお願いを差し上げました。災害時に何より大事なのは、皆さんの直ちに逃げるという行動である、と専門家の方もいつも強調しておられるので、お願い申し上げたものです。
いずれにしても、これからの工事実施において、色々と問題が生じることと予想されますので、ひとつひとつ丁寧に対応してゆき、よい結果を確保してゆきたいと考えます。
お昼は、長生村の一松で行われた、「日本コリア友好の会」の食事会に参加しました。これは、茂原の方が中心に始められた催しで、一宮学園、子山ホームなど、近在の児童養護施設で暮らしている子供さんがたを招待して、芋ほりと、焼肉を中心とする食事会で、半日過ごして頂く、という企画です。わたくしは始めての参加でしたが、100名以上の子供さんが参加しておられ、にぎやかで楽しそうに過ごしていて、わたくしも心が温かくなった催しでした。いすみ市の上島副市長さん、茂原市の三橋議長さんも見えていました。一宮学園の子供さんは、わたくしと顔見知りですので、頻繁に声をかけてくれて、嬉しく存じました。
子供さんがたと話していると、おひとりおひとりの性格や嗜好などがうかがえて、将来の発展を期待したいと感じることがよくあります。養護施設におられる皆さんは、高校以後の進路に、公的資金援助がない、とよくいわれますが、これは今後是正して、公的補助で未来を切り開いてゆく下支えを差し上げるべきだと、強く思います。
なお、そのあと、昨日、間に合わなかったので、お抹茶をいただこうとおもって、文化祭を行っているGSSセンターへ伺いましたが、和菓子がなくなってしまったということで、早々とお店じまいをなさったあとでした。来年を期したいと思います。