町長日記2018年10月10日(教育課打ち合わせとNPO法人すっぱあ新田氏ほか皆様来訪と町長室開放日と教育委員長挨拶来訪とつくも会石川会長ほか皆様来訪)
9:30-10:30教育課打ち合わせ
11:00-12:00NPO法人すっぱあ新田氏ほか皆様来訪
13:30-町長室開放日
15:00-15:30教育委員長挨拶来訪
16:00-17:00つくも会石川会長ほか皆様来訪
午前中の教育課との打ち合わせは、先月の学童保育シフト会議で出た課題への応答の確認の件でした。町長がシフト会議に出席し、支援員・補助員の皆さんと情報共有を図る形にしてから、問題解決を速やかに行うということができるようになりました。今後は、このシフト会議の制度的位置づけを高めて正式な意思決定会議にしなくてはなりません。
NPO法人すっぱあの新田さんは、精神障碍をお持ちの方にケアを差し上げることを中核業務として、各種の事業を展開しておられる方です。今回は、現在展開している農業事業の拡大をお考えで、外房線より海側で、水田を5反ほど借りたいので、協力してもらえないか、ということがお話の中心でした。
すっぱあさんが農業事業を展開するにあたっては、実はわたくしも協力のご依頼を頂き、農地確保のお手伝いをいたすべく、知り合いの方に問い合わせなどいたしましたが、その折はうまくゆきませんでした。結局、すでに就農しておられた菜鮮箱の大澤さんの全面的ご協力があって発足にこぎつけ、現在はうまく回っているそうです。お米販売は順調で、売り切れてしまう時期があるということで、増産をはかりたいのだそうです。障碍をお持ちの方がお仕事をして、収入を得る手立てとして、農業は大いに可能性を秘めていると思いますし、すっぱあさんでは県下標準より手取りを多く差し上げられる状態だということでしたので、今回はお手伝いができるとよいと思います。
同席した産業観光課長の話では、3月、田植えの前によくその年の作付けに関して貸借関係の話しが出るので、それに向けて注意してみましょう、ということでした。うまくゆくことを望みます。
午後は、町長室開放日でした。綱田自主防災会の西山会長、市川市にお住まいで東浪見に別荘をお持ちの中川さん、そして16区自主防災会の皆様がお見えになりました。
西山会長は、避難訓練を実施するときに、一時避難場所で使うのに、テーブルとパラソルを数千円分買いたいのだが、補助金はもらえないか、とのお話でした。総務課の担当職員の説明によれば、現状の自主防災会関連の補助金申請の基準では、机などの、防災以外に援用できるものは、範囲に入っていないことが一つの問題、更に備品の補助金申請は、一回しか認められておらず、綱田自主防災会は、発足時にすでに交付を受けているので、再度の申請ができないことがもうひとつの問題で、現行の制度下では、難しいということでした。私は、これは実情に即した変更が必要だと考えて、検討を指示しました。避難訓練で、一時避難場所に設置するテーブルや日よけなどは、必要な什物の中に含めてもよいと思いますし、一回しか補助金申請を認めないというのも、実情から乖離したおかしな規定だと思います。西山会長には、直ちに前向きのご回答を差し上げられずに申し訳なく存じましたが、総務課の検討結果をふまえて、改善が図れればと思います。
中川さんは、町の情報がもっと広く伝わるようにしたらよい、ということ他、いくつかのご提言を下さいました。町長のアイディアはよいと思うが、もっと早くという声がある、と仰って頂きました。町長は専制君主ではありませんので、合意に基づく政策運営しかできないわけですが、更に政策実現のスピードアップに努めたいと思います。
渡辺区長はじめ16区自主防災会の皆様は、避難訓練関係のことでお越し下さいました。16区では、全区民に、避難したい一時避難場所を聞きとっており、それをもとに名簿を作って、避難訓練の時も点呼をとる、ということでした。これは、実際に災害が起こって、避難しなくてはならなくなったとき、非常に有効な形だと思います。あとは、本人の緊急連絡先を貰っておけば、一時避難場所に姿が見えないとき、連絡をとって安否を確認することも、通信網が生きていればの話しですが、できることになります。こうした形を16区では行いますということで、他の地区の自主防災会の皆様にもご案内を差し上げて意見交換を行ってはどうか、という話になりましたので、総務課に実施の方向で指示を出しました。
15区の森田区長さんもご同席してくださいました。15区では大分状況が違うということですが、16区の形を模索してみようかとも仰っておられました。
その後、教育委員長が中村委員から山田委員へと交代されたので、表敬訪問に見えました。ちょうど町長室は、16区の方々との会合で使っていましたので、教育長室で記念写真をとりました。山田委員は、今日は腰が痛いと仰っておられましたが、お口の方はいつもの通り、軽快にギャグを飛ばしておられました。早く腰も直されて、一宮町の教育行政を引っ張って行って頂きたいと思います。腰は二本足歩行する人類にとっては宿命の病気だそうですので、わたくしもかつてぎっくり腰になったこともある身、気をつけたいと思います。
夕方、つくも会の石川会長ほか、幹部の方が見えました。これは、千葉県警と、電話de詐欺の防止について、協力の協定を結ばれたということで、感謝状を受けられたことから、ご報告に見えたものです。
電話de詐欺は、県下でも多くの被害を出していますが、敬老会などで協力協定を結んだのは初めてだそうです。伺ったところでは、家の電話を留守電設定にしておくのがなにより安全だということで、つくも会の斎藤さんは、何軒か設定を手伝われたというお話でした。留守電設定で何十万、何百万、場合によっては何千万の被害を防げるのであれば、それは素晴らしいことです。今後も、少なくとも一宮町では被害がないようにしたいものです。