町長日記2018年10月13日(一宮どろんこ保育園運動会と長生郡市障害者スポーツ大会出席と青少年相談員連絡協議会主催防災ワークショップ出席)
9:00 一宮どろんこ保育園運動会
9:30 長生郡市障害者スポーツ大会(GSSセンター)
10:20 青少年相談員連絡協議会主催防災ワークショップ(公民館)
今日は、土曜日ですが、午前中、行事が多くありました。
朝一番で出かけたのは、一宮どろんこ保育園の運動会でした。昨年の運動会が素敵であったことは、日記にも書いたとおりです。今年も最後まで拝見していたかったのですが、その後の予定があり、20分ほどで退出せざるを得ず、残念でした。
雲が厚く、不穏な空模様でしたが、開会式はうまくゆきました。年長「こめ組」の子供さんがたのよさこいソーランの踊りから始まって、勢いがありました。わたくしは、ご挨拶を差し上げたあと、次の会場へ移動しましたので、その後の催し物が拝見できませんでした。ところが、GSSへ向かう途中から雨が降ってきたので、大変心配になりました。あとで聞いたところでは、皆さん一時ホールに入って屋内で競技を行ったものの、そのあと、どうせ泥んこ覚悟できたのだから、外でやりましょうよ、という保護者の声にこたえて、最後また園庭に出て行ったのだそうです。ちょうどそのころには雨もやんだそうです。役場の職員が見ていて感激しちゃった、と述べていましたので、雨上がりの園庭での競技は素晴らしいものになったのだと思います。わたくしもご一緒できなかったのは残念ですが、雨がかえって皆さんの団結を強める大成功になったとすれば、何よりでした。
わたくしは、GSSセンターへ移動して、長生郡市障害者スポーツ大会に出席しました。今年は、床の修理をしましたので、体育館の状況は昨年よりよくなっていました。ただ、開会式に際して、パイプいすを置くことに関しての床の養生について、事前に実行委員会のほうへの情報提供ができていなかったようで、直前にお伝えすることになったのは、大変申しわけないことでした。また、そういうときに床の養生が必要なのかどうかについて、再度検討してほしい、と担当課にお願いしました。
わたくしも、開催地自治体の長としてご挨拶を差し上げましたが、長生村のある方から、挨拶もすばらしく上手になったし、なによりおじぎの角度がいいね!とお褒めの言葉を頂きました。この方からは、昨年、ご挨拶に際しての「エー…」ということばは、なるべくなくしたほうがいいよ、とアドバイスを頂いておりました。そのときから、わたくしは挨拶では「エー…」ははさまぬようにしていましたので、さしあげるお話が聞きやすくなったところは、あったかもしれません。しかしお辞儀の角度は意識しておりませんでした。お褒めに預かったので、今後は更に自覚して保持してゆきたいと思います。
酒井県議や小高長生村長らと一緒に、クラブでボールを打って転がし、床に敷かれた的の中に入れるという競技に挑戦しましたが、わたくしは一番外側の青に一個とまっただけで、全然だめでした。小高村長がお上手で、赤の的と黄色の的に入れておられ、巧者ぶりを発揮しておられました。
その後、公民館へ移動して、防災ワークショップに出席しました。ご挨拶では、防災に関するハード面の現状について主に報告を申し上げました。しかし、講師の白尾先生のお話にもあったように、役場の施策でガードできる範囲はきわめて限定的です。基本的には、自分で自分を守り、余力を身近な人に及ぼし、地区で協働して頂かなくてはなりません。そしてその先にはじめて「公助」といわれる役場の防災対策が有効なものとして機能するわけです。皆様それぞれにご自覚を高めて各種の対策をしていただかないとなりません。そこを、先生も強調しておられた通り、町民の皆様にお願い申し上げたいところです。なお、先生は自助・共助・公助以外に、「近助」という概念を提唱し、近所同士の助け合いの必要を強調しておられたのが、印象に強く残りました。
お話は、大変ビジュアル的にもよくできたご発表でした。2メートル、4メートル、10メートル水位が上がった場合、町がどう浸水するかのシミュレーションなど、面白い画面が次々に展開され、皆さん熱心に聴いておられました。
その後、わたくしどものいた和室では、新聞紙を使った避難時に使うグッズの作成コーナーがありました。小学生の諸君は大変熱心に取り組み、スリッパ、おわんを新聞紙折り紙で作り、さらに帽子に挑戦したい、と盛り上がっていました。そのあと、皆さんでカレーを食べる予定だと伺いましたが、わたくしは個人的な用事のため、12時で失礼しました。
今回の防災関連の催しは、依頼を受けられた市原市のNPO法人「ゆかいな仲間たち」の皆さんが、イベント開催に熟練されており、過去にわたくしが体験した限りで言えば、役場主催のものより求心力があったように感じました。わたくしどもももっと学んで向上してゆかなくてはならないと感じた催しでした。