町長日記2018年9月26日(千葉商工会議所ご一行視察ご案内)
今日は、ちばぎん総研の水野社長率いる千葉商工会議所のご一行が、視察で一宮町をご訪問くださいました。わたくしは半日、みなさまの随行を致しました。途中から、県庁で商工労働部に長くおられた副町長にも、ご縁の深い皆様のご来訪ということで、ご参加頂きました。商工会議所では、毎年視察にお出かけの企画があるそうですが、今回はオリンピック会場に選ばれ、人口増も伝えられる一宮町へゆこうということで、おいで下さったものです。まず役場で、わたくしから一宮町の現状と課題についてお話を申し上げました。パワーポイントで1時間ほど町の各特徴をご説明申し上げましたが、そのあとの視察で色々ご覧頂くのに、みなさまの理解の一助になったのではないかと存じます。
その後、海岸沿いの県道を南下して、釣ヶ崎海岸を見ました。風が強く、サーファーが一人もいませんでした。波が大きいは大きかったですが、すぐ割れてしまうので、適さないのだという話でした。
県道を南下する途中、道の両側に新しい建物が次々に建っている様をご覧頂きました。ある方が、景観がそろってないわね、と仰っていました。確かに、いまだ発展途上で、行政からの景観統一の誘導なども行えていないのは事実です。しかし、何もなかったところへの自然発生的な店舗・住宅群の出現ですから、わたくしどもは、まずは大変ありがたく感じているところだ、と申し上げました。今後、更に魅力を増すためには、その方の仰るとおり、景観統一への配慮を強めてゆく必要があることを改めて自覚させられました。
続いて、一宮シーサイドオーツカで昼食をとり、一宮海岸を見て、玉前神社へお参りをしました。大きな観光バスで駐車場まで入ってゆくのが大変で、ここでも改めて一宮町の課題のひとつ、町中心部に広い駐車場を確保することの必要性を強く感じました。
玉前神社の参集殿にあるおみこしをご覧頂きましたが、8人で担いで釣ヶ崎まで6キロほどずっと走ってゆくのだ、とお話したところ、皆さん大変驚いておられました。わたくしも担いで走る、と申し上げたら更に驚いておられました。やってみると、想像するよりはたやすいですが、確かにやったことがないと難儀に感じられるかもしれません。
その後、稲花酒造さんへ伺いました。社長の秋場貴子さんが詳細な説明を下さり、皆さん一心に聞き入っていました。秋場家の酒蔵の規模がもとは千葉県でも最大級であったこと、パイプで現在の外房線の線路まで、秋場家の田畑を通ってお酒を通し、液体を積む貨車に注ぎこんで、関西や東北の大手醸造業者に出荷していたことなど、興味深いお話の連続でした。皆様試飲コーナーで各種お酒の味見をしつつ、たくさんお買い上げくださいました。
そのあと、予定にはなかったのですが、一宮館の芥川荘をご覧になりたい、とのご希望があり、かつての別荘地のあとをしのぶということで、一宮館にお邪魔しました。突然の訪問で申しわけなく存じましたが、奥様が芥川荘の雨戸を開けて、皆様にご覧頂くよう、とりはからってくださいました。今日は、雨模様ということで閉めたままだったということですが、大変ありがたいことでした。
それから、わたくしと副町長は役場で皆様のお見送りを申し上げました。今日のご訪問が、県の経済界の皆様のお心に投じて、今後の一宮町の経済発展につながってゆくことを期待したいと思います。