町長日記2018年4月6日(一宮中学校の入学式と春の全国交通安全運動出動式出席)
今日は、朝、一宮中学の入学式でした。102名の方が入学されるそうです。大方は、先般、一宮小と東浪見小の卒業式であった方で、他から見えている方は数名だそうです。
ご挨拶では、賢くなること、卑怯なことをしないこと、意地悪な気持ちを抑えること、の三つの点を、小学校の卒業式に引き続いて、強調しました。賢くなることとは、情報を的確に集めて分析し、正しいものを見極めてそれに寄り添ってゆくことです。それは、練習しなくてはできません。ぼやぼやしていたのでは、インターネット全盛の中、フェイクニュースの渦に巻き込まれて、偏見・誤謬の中で誤った選択をすることになります。情報の収集・選択・分析について、よく練習しなければ、正しく賢い人間にはなれません。それでは、自分を幸せにすることはできないのです。
特に、中学では、選択と選別が関わってきます。選択とは、自分で選ぶこと、ここでいう選別とは、自分が外部の人によって、選ばれるという意味です。小学校までは、望めばそれを充足してもらえるというのが基本でしたが、中学を終えて、高校に進むとき、人から選んでもらわなければならないという試練にさらされます。初めての経験でとまどうことも多いと思います。これをうまく処理するにも、賢くなければならないのです。
あと、英語を身につけて、使える言葉としてほしい、ということもお願いしました。これからオリンピックもやって来ますし、外国からの観光客へのおもてなしは、今後のポスト工業時代の日本にとって最大の産業のひとつであると考えられます。とすれば、もっとも汎用性のある英語は、特に重要です。
わたくしの個人の経験を振り返ってみると、中学時代は、特に大変でした。今回の新入生のみなさんが、それぞれに大変か大変でないかはわかりませんが、あとから振り返って意義のある中学時代を送ってほしいと思います。
午後は、茂原で行われた春の交通安全運動出動式に伺いました。一日署長が、サーフィン音頭の美月優さんであったのには、驚きました。アスモでは歌も披露されるとのことでした。式のあと、市役所のそばで交通安全グッズの配布を致しました。わたくしも30袋ほど、配ったと思います。小学校の新入生が交通事故にあう件数がおおいそうです。まずはドライバーに気をつけてもらうべきだと思いますが、このグッズが何らかの役割を果たしてくれるとすれば幸いですが、いかがなものでしょうか。
夜は、役場野球部の総会後の懇親会に伺いました。総勢30数名の方がおられるそうです。野球もさることながら、職員、特に若い職員同士の、交流の場となっていることに一番の意義があるのではないか、と部員が仰っていました。確かに、同じ役場に勤めていても、部署横断的に交流する機会は、それほどないのかもしれません。そういう中では、重要な活動といえるでしょう。
最近、成績はよいそうですが、いまひとつ、自治体野球部同士のトーナメントで優勝に届いていないというところだそうです。今年は奮起して、ひとつ優勝を狙ってほしいところです。ところで、皆さんの話だと、横芝光町などに、うまい人が集まっているのだそうです。職員採用のときに、野球の巧拙を聞いているはずもないと思うのですが、どういうことでそうした現象が起きるのでしょうか。興味を引かれるところです。