町長日記 平成29年2月5日(稲荷塚の総会に出席)

稲荷塚の総会に出席

  稲荷塚の総会に出席いたしました。12時半開始だったのですが、早とちりで12時に到着してしまいました。

 オリンピック・新年度予算を中心に、町政についての全般的お話を差し上げました。ご意見として、グリーンラインは政治の回路を大動員しないと建設がおぼつかないこと、上総一ノ宮駅は東口よりも橋上駅スタイルがよいこと、神門踏切は都市計画がネックとなっていることに注意すべきこと、などを頂きました。

 また、農業振興地域について、形骸化している場所もあるので、見直しはないのか、というご要望もありました。これはあちこちで伺うご意見であり、町としての見解を再度まとめなくてはならない重要な問題です。

 さて、私が早く行き過ぎたので、かえって拝見することができたのは、区の「かしら」の交代の儀式でした。上座に二匹の鯛の尾頭付きが用意され、それに箸をつけて、まずこれまでの「かしら」が食べ、そして新たな「かしら」が食べます。そして杯を交わして、継承完了となります。それから区のメンバーに鯛がまわって、みなさんひと箸ずつ食べるのです。大変古風な儀式であり、感銘を受けました。私の住んでいる追手を含む8区の1にはこうした慣習はありません。東浪見でも私に同行してくれた職員が住む地区には、そのような慣習はないそうです。だとすれば、稲荷塚のこうした作法は、集落の伝統を今に伝える貴重な習わしというべきで、第三者としては、勝手な感想ながら、今後も長く続けていって頂きたいと思いました。

 ただ、私の到着が早すぎて、区の行事のタイミングが狂ったとすれば、それは大変申し訳ないことでした。稲荷塚の皆様にはこの場で、改めてお詫び申し上げます。