町長日記2020年11月22日(「つなぐネット」ツアーに参加)

   今日は、「つなぐネット」ツアーということで、堂本暁子前知事はじめ、数名の方が、一宮町へ生物多様性の視察においでになりました。わたくしも、里山と谷津田の保護と利用のセクションの部分でご一緒いたしました。憩いの森から松子の田んぼまで皆さんと歩きながら、野草の花などを観察しました。リンドウの花の青、ユウノウギクの花の白が美しく、またフユイチゴの実も赤く輝いており、気持ちのよい観察ができました。

 憩いの森の入り口の林の中と、松子の田んぼの休憩所で、いこいの森を育む会、一宮ネイチャークラブ、一宮ウミガメを見守る会の3グループの方との懇談が行われ、各グループの活動の自己紹介が行われました。いずれの団体も、頭痛の種は、後継者難だということでした。新規参加者が少なくなっているのだそうです。広報などでの町内外への各団体の活動紹介は、町の方でもお手伝いができると思いますので、それがメンバー増加につながれば、と考えるところです。

 堂本前知事は、ぜひ県や国の補助金を貪欲にとって、生物多様性維持の施策を展開してほしい、自分も協力します、と仰っておられました。わたくしは、先般環境省に陳情に伺ったときに、環境省が現在最も重視しているのは、温室ガス削減だということを強く認識したことを踏まえて、温室ガス削減と生物多様性の保持をセットで看板として掲げて施策を考案してゆきたい、と申し上げました。堂本前知事は、それに強くご賛同くださり、また当日参加されていたつなぐネットの方々も、ご協力頂けるということでした。今後、皆さんと交流を深めて、実効性のある企画をねってゆきたいと思います。