町長日記2020年9月4日(かずさ有機センターの運営協議会と㈱合同資源より消毒液の寄贈)
今日は、かずさ有機センターの運営協議会が開かれました。睦沢の町長が田中憲一さんに交代してからはじめての会合です。一宮でも、お2人の委員の交代がありました。
令和元年度の決算報告が議題でしたが、いくつかの質問が出ましたが、事務局担当職員はすべてに流れるような的確な応答を行い、状況をよく把握していることが伺えました。
有機センターは、籾殻と牛の糞尿を混ぜ合わせて堆肥をつくり、廃棄物を資源に変える、というコンセプトで、すぐれた発想による事業です。ただ、睦沢・一宮両町からの毎年の資金投入が前提になっており、完全な独立採算になっていません。民営化は、その中で出てきた方向性です。
現在、酪農家は減少中ですが、籾殻の処理の需要は衰えていません。いずれにせよ、将来にわたって、牛の糞尿、或いは稲の籾殻、そうした廃棄物が受け入れられ、資源となってゆく回路は、維持してゆく必要があります。民営化の可否は、協議会が決める権限を有しています。十分な検討を経て、最良の結果につなげてゆくことを期待します。
また、合同資源の社長さん以下幹部の皆さんが、消毒液の寄付に見えてくださいました。コロナで先が見えない中、こうしたご寄付を頂くのは、大変ありがたいことです。とくに、今回頂戴したお品の中に、一週間の殺ウイルス効果をもつものがあり、その効果の長さに驚きました。現在役場では、ドアノブや手すりなど、毎日消毒していますが、それが1週間も効き目があるとすれば、ありがたいことです。性能をよく見極めながら、有効に使わせて頂こうと考えています。