町長日記2019年12月16日(一宮中学校おもてなしプロジェクトのイングリッシュディ(English Day)に参加)

   今日は、一宮中学校で、イングリッシュディ(English Day)という催しがありました。英語については、現在、外国と日本との行き来が飛躍的に増加していることを受けて、ますますその重要性が高まっています。一宮中学校においても、ALTのネイティブの先生を増員して、運用能力の涵養に力を入れています。また、町では無料の英会話教室を開講して、町民の皆様の英語力を磨いて頂いています。

 こうした中で、昨年から始まったのが、中学のこの催しです。切り盛り役は、目良教頭先生が監督、実行部隊はALTの先生方であるJosephさん、Davidさんと、役場の職員であるChristopherさんの三人です。通訳は、英語の補助教員をしてくださっている青木さんがつとめてくださいました。寸劇を用いて、オリンピック時の外国の方への対応として、道の教え方、具合いが悪い時の相談ののり方、などを英語で問答して、学生諸君が後について朗誦する、というものでした。結構皆さん、楽しんでいたようです。わたくしは、英語の重要性についてお話し、今日の催しが英語上達のヒントを得る機会になればよいですね、ということをお話ししました。英語でお話しし、自分で日本語訳しました。

 驚いたことがひとつありました。ALTのジョセフさんは、アメリカ、テネシー州のナッシュビルで行われた小説のコンテストに応募して、なんとグランプリをお取りになったのだそうです。昨年8月のことであったそうです。目良教頭先生から教えて頂きました。今日の催しでは、ジョセフ先生自身が英語でそのいきさつを紹介するという運びになっており、皆さんから喝采を浴びていました。

 もちろん、みなさん英語ができるようになることを願いますが、一方では、日本人として、日本語の運用能力も、併せて高めて頂くように、お願いしたいと存じます。

 体育館での催しが終わった後には、教室へ行って給食をご一緒しました。わたくしはデビッドさんと一緒に、2年A組で食事をしました。生徒さんに聞いてみると、給食には結構満足している、とのお話でした。一宮町では、学校給食は自校で調理する方式なので、献立には工夫もあり、また暖かいものを食べて頂けるわけです。費用はかかりますが、この方式の方が、給食センター方式より、利用者満足度は高いと聞いています。わたくしとしては、一宮町では現行方式を維持してゆきたいと、考えています。