町長日記2019年8月21日(綱田区訪問と建設業組合の皆様来庁と総合教育会議を開催と監査委員による、平成30年度決算監査の講評)
今日は、朝、スタッフの諸君とともに綱田区へお伺いし、区の役員の皆さまに、お詫びを申し上げました。花火大会時のご寄付についての、チラシへの記載に不備があったためです。今後は、こうしたことがないように、わたくしをはじめ、皆で一層の努力をすることをお約束いたしました。
その後、建設業組合の皆様がおみえになり、中間前金払制度の導入についての要請がありました。公共事業を請け負う建設業者の方々が、資金繰りで苦しむことがないようにという趣旨から、国交省も推奨しているということです。県内の市町村は多くがこれを採用しているのですが、長生郡内では採用しているところがありません。わたくしとしては、趣旨は理解しましたが、なぜこの地区での導入が遅れているのか、その経緯を知りたいところです。いずれにしても、しっかりした検討が必要な事項だと思います。
その後、総合教育会議が開かれました。小高隆さんが新たに教育委員になられてはじめての総合教育会議です。
議題は、小学校・中学校の下校時における不審者対策について、ということでした。昨年、不審者出没案件があいつぎ、深刻な事例もあったことから、下校時に子供さんをひとりにしない、という観点から、従来の各自の下校を改めて、色々な試行錯誤を行いました。その経緯をおさらいし、現状を把握し、今後を考えるというのがテーマでした。
教育長が校長先生方に聞きとって頂いたところでは、現在の下校システムには、大きな不満や異論はなく、全体としてはうまく作動しているようである、とのお話でした。また、不審者遭遇情報が、一宮町については、激減していることから、現在の下校システムの見守り体制が一定の抑止力を発揮しているのではないか、との感触を皆様で共有しました。そこで、今後も現体制を継続して、個別的なきめの細かい対応も加えてゆき、うまく機能するように努めようということで、皆様のご賛同を頂きました。
それに関連する議論として、通学路への防犯カメラの設置の必要性、生徒の安全確保のために残業時間が長くなる先生方へのケアの必要性などがありました。また、帰宅後に、塾などへ外出しての帰りの見守りの必要性なども議論されました。今後、防犯カメラの設置の推進、町内の皆様への、子供さんの見守りの意識強化のお願いを再度差し上げること、などを、町長部局として鋭意取り組んでゆくことをお約束いたしました。
午後、明法院の秋場ご住職が、古琴の会について町の後援を申請したい、ということで、お見えになりました。数年来お伺いしておりますが、会場がお寺だというだけで、純然たる古典音楽の演奏会です。まずは主催者の皆様でご検討いただくということで、申請用紙を差し上げました。
夕方、監査委員の方々による、平成30年度決算監査の講評を頂きました。予算の執行状況、補助金の使用状況ともに、適正であるとのご評価を頂き、ありがたいことでした。補助金については、費用対効果の向上について一層留意すること、長年補助金で運営している組織については、自立を促してゆくこと、などを、それぞれの担当課の課題として、ご指摘いただきました。一層の努力につとめたく存じます。