町長日記 8月10日(体育協会の皆さまが郡民大会の結果報告に来庁)
今日は、午前中体育協会の皆さまが、郡民大会の結果報告に見えました。8連覇ということで、快挙というべき成績です。今回は主催地の白子町が頑張って、一宮町に肉薄したそうですが、4種目が優勝したことで、からくも逃げ切ったというところだそうです。
中でも、野球・バトミントン・ソフトボールの3チームは優勝したということで、表彰状などを持参してくださいました。今後とも、パワフルな体協として連勝記録を伸ばして頂きたいところです。
ところで今、中学における部活の負担が先生方に重すぎるということがよく話題になっています。部活があるため、学校が先生方にとってブラック企業のような場所になっている、というのです。文部科学省では、これを学校の外へ委託する形に改組してゆきたいという意向です。わたくしの考えでは、これは今後の学校教育のありかたを考えると、当然のことのように感じます。放課後の業余活動は、あくまでオプションであって、学校が提供すべきものではありません。社会の中に担える部分があれば、そちらに移してゆくことは、なんの問題もないというより、当たり前のことです。将棋がやりたければ、町の将棋クラブに入ればよいのであって、学校に将棋クラブがなければならないということはありません。同じように、野球がやりたければ、町の野球クラブに入ればよいのであって、学校に部活がなければならないというものではありません。学校は、あくまで知的学習を中心に構成してゆくべき場所だと思います。
そうした観点から眺めた場合、一宮町では、体協が大変パワフルで、17の部門に分かれて7百人余で活動しているわけです。とすれば、中学にある多くの部活動を、こちらに移してゆくことが可能だというわけです。学校の先生による指導が、体協のコーチになるところが違うのみで、むしろ必ずしも専門性を備えているとは限らない学校の先生よりも、体協の指導員の皆さんの方が、必ず専門性を備えているわけですから、より望ましい場合が多いというべきでしょう。今後、中学の部活動を肩代わりして頂く主体として、体協には大変期待しているところですので、わたくしからは、8連覇に対するお祝いの言葉とともに、こうした期待の気持ちを述べさせて頂きました。