町長日記 10月9日(一宮どろんこ保育園の運動会に出席)

    今日は、一宮どろんこ保育園の運動会が開かれました。一宮どろんこ保育園としては、はじめての運動会で、先生方は色々と工夫を凝らして競技も考え、園児の皆さんも練習を重ねてこられたことと思います。

 一宮どろんこ保育園は、園庭が大変広くて、築山がふたつなだらかに設けられています。この築山は、できたときはまだ茶色でしたが、すっかり芝や草に覆われて緑になっていました。この双子の築山の間から、遠景の森の一部が見えるのですが、それ以外は園舎のほうから見ると青空しか見えません。徒競走が行われたのですが、築山の一方をぐるりと回って、ふたつの丘の間から子供さんが出てきて、走り降りてゴール、という形でした。この、ふたつの丘の間から子供さんが次々と走って現れて降りてくるシーンは、巧まずして大変素敵な光景を構成していました。わたくしも思わず感嘆して、ビデオをとっているのなら、どろんこ園の紹介映像に是非使ったらよいと思いました。恐らく強烈なアピール力が期待できます。

 この草山の高い方を使っての親子競技もありました。親が子供をおぶって山の上までつれてゆき、そこにいる係員から指示をもらってもうひとつの山まで走り、そこで改めて指示をもらって降りてきて、腕立て伏せの格好で子供が上を飛び越えたり下をくぐったりするという競技です。お父さん方の中には、恐ろしく本気を出して疾走し、子供さんが転びそうになる方もありました。いちのみや保育所の時もそうでしたが、最近の親御さんは、本気を出しすぎでは?と思うほどに競技に打ち込む方がおられて、そういうときは会場が盛り上がります。

 泥団子を作って、大きな髪に当てて打ち破る早さを競うという競技もありました。さすが「どろんこ」保育園という面目躍如の競技ですが、意外にすぐに紙がやぶれてしまいました。二チームで競っていましたが、負けたほうのチームが再度挑戦するためにも、もう一枚紙を用意しておいて、二回戦を行ったらよかったと思いました。

 最後に、わたくしも小学校のときに行った組体操がありました。最近は、組体操には批判も多いのですが、拝見した限りでは危険は感じませんでした。しかし、慮外なことが生じないように、十分な注意をお願いしたいところです。

 おわりの挨拶では、園長先生が感激のあまり声を詰まらせておられました。はじめてのこととて、色々とご苦労のあったことと思います。お心をお察しいたします。どろんこ保育園の特徴を存分に生かした見事な運動会となって、何よりでありました。関係者の皆さま、大変お疲れ様でした。

 なお、園児の保護者の方々が、「どろんこサポーター」としてお手伝いをして下さっておられましたが、わたくしの息子の同級生の中学3年のお嬢さんもおられました。中学生ではなかなかお手伝いに来る方は少ないと思って、感心いたしました。