町長日記 7月7日(カーブミラー清掃に参加と農業委員会の懇親会)

 午前中、カーブミラーの清掃に参加しました。これは、一宮町交通安全対策協議会が実施しているもので、年に二回あります。前回、前々回と同じく、西部地区を回りました。

 カーブミラーで、汚れているものは意外に少なく、あまり洗う必要がありませんでした。しかし、木の枝や草などに覆われて見えにくくなっているものがありましたので、草や枝を切って、よくみえるようにしました。

 前回内宿から柚子の木へ回っているときに、綱田のある方から、「町長は町長室で指揮をとっているべきなんじゃないか」と仰って頂きました。私が思うには、時には現場へ出て、スタッフと一緒に汗を流し、実際の状況を検分することは、リーダーにとっても非常に重要なことです。現場を見ておかないと、はっきり言って判断をあやまることがあります。私にとっては大事な現場を共有する機会です。

 夜は農業委員会の懇親会に参加しました。現在の農業委員会は、次期大きく変容します。国の新しい政策のためです。今日はそこで現農業委員会最後の日となります。懇親会に出席して、町長としてこれまでの委員の皆様のご尽力に対して御礼を申し上げました。

 前に農業委員会の皆さまとご一緒した時も出たご意見ですが、やはり農振(農業振興)地域の見直しを希望する声がかなり強くあるということを改めて実感しました。農家の皆さんにしてみると、農振指定を受けているので、容易に売買もできず、土地がいくらあってもお金にならない、これをなんとかしたい、というのです。切実感が伝わってくるのですが、一方でなし崩し的に農振を外してゆくと、一宮町の農業は急速に衰退してしまうのではないかという心配もあり、難しい判断を強いられるところです。

 個人的には農業を守り伸ばしてゆきたいと強く思っているのですが、農家の方々のご意向を無視したところに農業の保護も増進もないわけですから、困ってしまうところです。