町長日記 7月3日(「地方創生」プランの提案)

    あいおいニッセイ同和損保の方が見えて、同社の「地方創生」プランについて説明されるとともに、包括協定の締結についてご提案を頂きました。損害保険会社なので、防災関係が強いようです。このプランに従って協定を結ぶと、セミナー講師の派遣などについて、便宜を図って頂けるようです。会社としては、そうして関係を築いた先に、営業的な利益の拡大を目指しているとのことです。

 良い機会でしたので、不思議に思っていたことを訪ねてみました。それは、次のようなことです。先だってから、ときどき企業による「地方創生」のプランというものを耳にします。ここのところ聞いたものとしては、JTやNECがあります。こうした企業による「地方創生」の取り組みとは一体何なのか、政府の関与があるのかどうか、などについて質問を差し上げました。そうしたところ、頂いた答えでは、政府の関与は全くなく、企業が自主的に考えているものだということでした。「地方創生」という政府提供のスローガンを使うことで、各地域に積極的に事業のネットワークを広げようという企業自体の戦略によるもののようです。

 政府の「地方創生」のプロジェクトは、それなりに進んでいますが、果たして成果はどうなのか、私には全体の状況は十分見通せません。そうした傍らで、企業は企業でそれぞれに素早い対応でチャンスをつかもうとしているわけで、そのたくましさに感心いたしました。