町長日記 6月9日(議員の方々へ「すずみね」お披露目と報告会)

午後、「すずみね」を議員の方々に見て頂き、その後、町づくり会社「一宮リアライズ」が請け負った市街地活性化とサーフィンセンター、お試し住宅設営についての調査報告をしました。

 議員さんからは色々な意見が出ました。いずれも真摯に受け止めるべきご意見でした。市街地の再活性化という点から特に印象に残ったのは、藤乗議員から出された、町も空き店舗など借りてコミュニティー活動の拠点として稼動し、「すずみね」などをサポートしたほうがいいのでないか、というご意見でした。私も全くその通りだと思うのですが、現在のところ、行政が民間の建物を借りて公的に用いる場合、耐震性を確保しなければならないという課題があります。この耐震性の確保はなかなか難しく、耐震診断がまず必要で、更に耐震性が不十分な場合、耐震性を上げる工事も行わなくてはなりません。この診断と工事で費用が大変かさんでしまうのです。そこで、できればNPOなどの民間団体と連携し、そちらで拠点として利用して頂き、それを行政がお手伝いするという形が、現在のところ考えられる最良の解決策ではないかと思います。藤乗議員にも、そういう形で応答させて頂きました。

 いずれにせよ、国道沿いの商店街は、現在覚醒しつつあると考えます。今後、行政もそのプロセスを更に加速するための施策を考案してゆきたいと思っています。