今日は朝方、海岸の町営野球場で行われた「つくも会」のグラウンドゴルフ大会の見学に伺いました。曇りでしたが、暑からず寒からず、絶好の天気でした。グラウンドゴルフは最近大変人気があります。かつてのゲートボールに替わって、今、ご年配の方々の間で主流のスポーツになっています。その理由は、ゲートボールが団体戦であるの対して、グラウンドゴルフは、普通のゴルフと同じく、個人戦であることによるのだそうです。団体戦だと、どうしても負けた際など、チームの仲間の間で「お前のせいでチームが負けた」などといって亀裂が走り、険悪になりやすいのだそうです。それに対してグラウンドゴルフはあくまで個人戦なので、成績のよしあしすべてその人の責任ということで、メンバー相互の矛盾が起こらないのだそうです。競技の姿の良く似た両競技ですが、そうした本質的な違いがあるそうです。最近まで私も知らなかったのですが、その違いを伺って、人間のこころの深みを覗きみるような感触を覚えました。

　実のところ、スポーツでも何でも、得意な人と得意でない人がいます。誰もが仲良く、「和を以て貴しと為す」ことができるグラウンドゴルフは、素敵なスポーツだと思った次第です。