町長日記 4月4日(愛光保育園入園式)
今日は、24節季の清明節です。中国では、この日は掃墓・踏青の日とされており、祖先の墓にお参りし、ハイキングを楽しむ日とされていました。今日の一宮はほぼきれいに晴れ、少々肌寒い感じもありますが、爽やかな早春の気でいっぱいでした。あちこちにタンポポやアブラナの黄色い花がきれいに咲いています。
なお、清明節を含む24節季は、一年を太陽の動きに沿って24に分けたもので、立春・春分・夏至・冬至などを含むものです。中国で成立して日本に移入され、今日まで使われているわけです。
朝、宮原の愛光保育園の入園式がありました。かわいらしいお子さん方が一杯で、いつもながら楽しいものでした。わたくしがお話ししている間、小さなお子さんがわたくしの方へ歩んでこられたので、わたくしは思わず前へ進み出て手を差し伸べたのですが、引き返してしまわれました。残念ながら、わたくしに抱っこされるまで親しいお気持ちにはなって頂けなかったようです。皆様、笑っておられました。
式の前に伺った控室には、古い写真が数枚掲げてありました。また古いオルガンも現役でありました。写真には、先代の先生の長髯豊かなお姿、ロバの馬車が町を行く雄姿、宮原の古い園舎で先代の先生が園児を指導しておられる一コマなど、心惹かれるものがありました。愛光保育園の独自な豊かな歩みのさまを垣間見る思いでありました。