町長日記2018年3月13日(一宮中学校の卒業式出席とふるさと納税についての提案と学童保育現場を参観と「里山トークリレー」に出席)
午前中は、一宮中学校の卒業式でした。全体に静かな式でした。わたくしは、挨拶で、自分が主人公であることを譲り渡さないこと、卑怯なことをしないこと、いじわるな心をコントロールすべきこと、などを述べました。あとで息子に聞いてみると、友達は「お前の父さんはいつもあいさつでオリンピックのことに触れて英語を使うな」といっていたといいます。オリンピックは触れないのもおかしいと思ってちょっと触れたもの、英語は最後に「good luck!」といったものです。今後は少し気をつけましょう。
午後は、長島医院の奥様から、ふるさと納税についての提案を頂きました。中で、一年を通して定期的に数回返礼品を送るとよいのでは、というご提案には、わたくしは有効かもしれないと感じました。担当の中村さんは検討してみましょう、ということでした。また、現在稲花酒造の返礼品がすくないが、増やす方向でお願いするのにご助力賜れるとのお話でした。
ふるさと納税専門サイトの、一宮のページについて、返礼品の解説の分量があまりに多すぎる点、オリンピック関係の記述が全くないが、触れたほうがよいのではないかという点など、色々な有意味なサジェスチョンも頂きました。今後の本町のふるさと納税振興に役立ててゆきたいと思います。
その後、学童保育の現場を参観にゆきました。一宮小の2教室、東浪見小1教室を拝見しました。一宮小の一階では、あや取りやしりとりをして遊びました。あやとりでは、6段はしごを教えてあげました。一宮の2階にいるとき、地震がきました。みなすぐに机のしたに入って危険をさけようとしました。大変速やかで、感心しました。これなら、本当に大きな地震でも、大丈夫でしょう。建物は勿論耐震性がありますし、高台ですから津波も関係ありません。子供さんがたが防災意識をもっていれば、絶対大丈夫でしょう。
東浪見小では、おやつの時間でした。来年度も、現在の支援員の皆さまが続けて頂けるそうなので、よかったと思います。新規増強のメンバーも加えて、楽しく新体制を発足させたいと思います。
夜は、千葉でひらかれた里山トークリレーという集まりに出ました。これは里山会という名士会が中心となって開催している意見交換・交流の会合です。今回は、チバニアンの地層研究を進めておられる、茨城大学の岡田教授がお話をなさいました。当該の地層が地質学的に有する意味、測定の実際、ネーミング争奪争いなど、ビビッドに語ってくださいました。地球の磁極反転の痕跡の確認方法もはじめてわかりました。地層の中の微細な磁力性物質が、地球の磁極に引かれて整然と並んでいる。そこで、地球の磁極の反転がおこると、今度はその時期の地層の中の磁力性物質は、反対の向きで整然とならぶことになる。そこで、その逆転の境界を定めることができる、というものでした。そして、それを時代区分のメルクマールに用いようということであるということもわかりました。そして、地質学的な「時代」で、ネーミングがおわっていないところは少なく、今回のところは名前が無かったので、イタリアと争って千葉が勝利を収めつつあること、ラテン語で正しく命名すれば「チビアン」となるところを、「チバニアン」を提案しているので、ラテン語名としては例外的になることなどをお話し頂き、得たものも多い講演会でした。