町長日記2018年3月1日(3月の朝礼)
今日から3月です。朝礼においては、次のようなことをお話しました。われわれ一宮町はなおも色々な面で余裕がある。そこで、切迫感が他の自治体より弱く、新しい施策などにやや消極的なところがある。しかし、われわれの余裕も、周辺自治体の状況悪化の中では、必ず失われてゆく。従って、もう少し危機感を強めて新施策に積極的となるべきではないか、ということです。
先日のいすみ市で行われたパネルディスカッションでは、いすみ市の市民の方々、市長・議員の方々の姿勢は、一宮町と基本的に同じであるとはいっても、より切迫感があったようにわたくしは感じました。また、各種の民間からのオファーに対する対応も、わが町では懐疑的な色彩が濃いのに対し、いすみ市ほか周辺自治体は、より積極的で果敢です。いすみ市とわたくしどもでは、交通の便の良し悪しに媒介されて、人口動態が大きく違うのですが、これがこうした対応の違いに結びついていることは間違いないでしょう。しかし、わたくしどもだけが今のように未来永劫余裕があるわけではないとすれば、もう少し懐疑的な姿勢を改めて、積極的な姿勢をとってゆく必要があると思うのです。