町長日記2018年1月5日(千葉日報社の賀詞交歓会出席と県庁あいさつ回り)

   今日は、千葉日報社の賀詞交歓会が千葉のホテルで開かれ、それに出席しました。その後に、秘書広報課長と、県庁各部局にあいさつ回りに伺いました。

 賀詞交歓会では、「チバニアン」が大変話題になっていました。これにつながる道路整備などして、地域活性化につなげたい、という話が会場でも聞かれました。

 ただ、わたくしはちょっと慎重です。「チバニアン」の命名のもとになった崖地は、わが千葉県ではどこにでもある崖地と、見た目は全く同じです。地層がよく見えますが、たとえば磁極の変化の痕跡が視覚的にわかる、とかそういったものではありません。いわれなければただの崖、いわれても…正直なところ、ただの崖にしか見えません。

 だとすると、これが本当に来訪者の関心を引ける素材として生きるためには、相当な戦略を練ってゆかなくてはならないでしょう。ブツそれ自体がもつ魅力で人をひきつけられないとなれば、こちらで仕掛けを作るしかなくなります。ただ、そうした人工的な仕掛けでは、ブツそれ自体ほどの魅力は発揮できません。とりわけ、地域活性化のネタとして長く機能してもらうことを期待するならば、簡単に劣化するようなものではいけません。

 ここは、よく考えて頂く必要があるでしょう。わたくしは現地にいったことがまだないのですが、もし、磁石を近づけると、ぐるっと大きく針が振れて反対をさす、とかそういうことがあれば、それは魅力として作用すると思います。何かそうした決定的な魅力を確立することに成功すれば、長く皆さまの関心を引き続けることができるでしょう。現地の皆さまの今後のご努力に期待したいと思います。

 県庁のあいさつ回りは、大変たくさんの部局を回り、大勢の方とお会いして、大いに文字通り汗をかきました。千葉県には昨年も大変お世話になりましたが、今年も引き続いて二人三脚させて頂ければと思っております。