町長日記 11月1日(朝礼での講話)
今日はわたくしの誕生日です。60歳の還暦になりました。
朝、朝礼で申し上げたのですが、オリンピックの際には、どうやら5日以上にわたって、イベントをやり続けなくてはならないようです。そして、その任務は主として一宮町が担わなくてはならないことになりそうです。しかも、推定では、有料エリアと無料エリアの二カ所でイベントを行う必要がありそうです。有料エリアはかなり組織委員会にまかせられると思いますが、無料エリアは町が主体となると思います。
すると、特に町の主管する部分については、多くの課題を町が自ら負わなくてはならなくなります。もちろん、イベントそのもののマネージメントもありますが、駐車場の確保、会場との間の観客輸送、飲食関係の配置、救護・セキュリティー関係の調整など、すべて町が仕切らなくてはならないわけです。真夏の炎天下に、一週間近くもこうしたことを続けなくてはいけません。このタスクはかなり難度が高く、容易ではありません。そもそも5万人の人出が推定されている8月初めの花火大会は一日だけですが、その折は役場は保育所を含めて総動員体制で臨んでいます。イベントに何人くらいの人が見えるのかわかりませんが、通常のイベントなら数百人が限度ながら、今回はオリンピックということですから、人数もかなり膨れ上がることが予想されます。
これは、通常考えたら、大枚払って民間のイベント会社に委託するところでしょう。しかし、一宮町にはそんなお金がありません。だとすれば、どこか民間に頼りながら、スポンサーとして宣伝して頂くことと引き換えに、マネージメントをお願いするしかないのかもしれません。いずれにせよ、容易ではない事態と考えなくてはなりません。
実は、この心配は、当日朝寝起きの時に、心の中にはっきりと去来した考えでした。わたくしはよく、寝覚めの時に、気づいておくべき重要な課題を、自分の心が自分に教えてくれることがあります。今回もそうでした。