町長日記2020年12月16日(移動式排水ポンプの作動実演を見学)
今日は、帝国繊維の方々に、一宮町の中央ポンプ場で移動式排水ポンプの作動実演を行って頂き、周辺各市町村の担当職員の方や、地域振興事務所の所長さんほかスタッフも見え、一緒に見学を行いました。
近年の水害の激甚化を踏まえて、中央ポンプ場のような固定的な排水機に加えて、移動可能な、機動力のある排水機が必要な場面が多くなっています。そこで、わが町でも、今後の浸水発生の可能性をにらんで、移動式の排水ポンプについて、その使用可能性を十分に探っておかなくてはいけない、という点から、昨年度から研究してきたことの一環です。
1分に、4立方メートルの排水機能のあるポンプと、15立方メートルのポンプと、二種類のポンプの作動状況を見せて頂きましたが、エンジンは大きさが3.5トンのトラックの荷台に乗る程度で小さく、重さも1トン強と軽いので、使い勝手がよいことを確認しました。操作も単純で、それも大いに魅力というところでした。値段は、一式で4千万程度ということです。
このところ、企業や自治体からの引きが多く、全国で200台強が稼動しているそうです。他の町村の職員の方は、単独で買うより、広い範囲で共同で使えるような枠組みで用意するのが、一番よいのではないか、と仰っておられ、同感でした。長生広域や、県の振興事務所などのレベルでの整備が適切というところでしょうか。
今後も、こうした移動式ポンプについて、続けて検討してゆきたいと思います。